「証拠金維持率」ってなに?

証拠金維持率とは、「あなたの口座にどれくらい余裕があるか?」を表すパーセンテージです。FXでは「証拠金」という保証金を使って取引をしますが、相場が逆に動いて「含み損」が増えると、この証拠金維持率がどんどん下がってしまいます。
証拠金維持率はどう計算されてるの?
かんたんに言うと以下のような計算式で成り立っています。
証拠金維持率 = (有効証拠金 ÷ 必要証拠金) × 100(%)
- 有効証拠金:今の口座にある全体の金額(含み損・含み益をふくむ)
- 必要証拠金:今のポジションを維持するために最低限必要な金額
📉維持率が下がるとどうなる?
※あくまで目安としてご参考ください。
維持率 | 状態 | 初心者向けの説明 |
---|---|---|
500%以上 | 安定 | 余裕たっぷり!安心して運用できる |
300%前後 | 注意 | 少しずつ余裕がなくなってくる |
200%以下 | 危険 | 強制ロスカットの可能性が出てくる! |
100%以下 | 危機 | ロスカット(自動的に損切り)される |
例え話:お財布の中身で考えると…
分かりづらい方のために、以下の例で例えると…
例)あなたがカフェで500円のランチを買おうとしているときに…
- お財布に5,000円ある → 維持率1000%(かなり余裕!)
- お財布に1,000円ある → 維持率200%(ちょっとキツいかも)
- お財布に500円しかない → 維持率100%(ギリギリ!)
- お財布が空っぽ → ロスカット!(注文キャンセル)

このようなイメージです!
なぜ証拠金維持率をチェックする必要があるの?
FXでは、相場が急に動いたときに含み損が一気に増えることがあります。もし証拠金維持率が下がりすぎると(20%に到達してしまうと)、証券会社が自動でポジションを損切り(ロスカット)してしまうのです。
だからこそ、「今、どれだけ余裕があるか?」を知るために、この維持率は超重要なんです!
🔍 まとめ
- 証拠金維持率とはあなたの口座の「余裕度」を表す数字
- 高ければ安心:余裕あり=ロスカットの心配少ない
- 低ければ危険:余裕なし=早めの対策が必要