このページではCore Trade Systemの基本的な使い方や運用のコツを解説します。
取引通貨について
取引通貨は初心者の方でも運用がしやすい以下3つの通貨ペアです。
- AUDCAD(オージーカナダ:オージー・カナダドル)
- NZDCAD(キウイカナダ:ニュージーランドドル・カナダドル)
- AUDNZD(オージーキウイ:オーストラリアドル・ニュージーランドドル)
この通貨は
- トレンドが出にくくレンジ傾向が強い
- 大きく動きすぎない(ボラティリティ控えめ)
- 政策金利・経済発表が安定的
という特徴があり、コツコツと運用するシステムと非常に良い通貨ペアです。それぞれ詳しく解説します。
🔰トレンドが出にくくレンジ傾向が強い
相場には「ずっと上がる(上昇トレンド)」「ずっと下がる(下降トレンド)」という“流れ”があるときと、「行ったり来たりを繰り返す(=レンジ相場)」ときがあります。
図にするとそれぞれ以下のような動きの相場です。

この3つの通貨(AUDCAD・NZDCAD・AUDNZD)は、一方向にずーっと動くことが少なく、だいたい決まった範囲で上下する特徴があります。この図の中で言うと「レンジ相場」が多い傾向がある、と言うことです。これは
つまり…「上がっては下がり、下がっては戻る」を繰り返す、ボールが弾むような相場なので、コツコツ利益を狙うタイプのシステムと相性が良いと言えるのです😊
🔰大きく動きすぎない(ボラティリティ控えめ)
ボラティリティとは、「どれくらい激しく動くか」という“値動きの激しさ”のことです。図にすると以下のようなことを言います。

この3つの通貨ペアは、急激に値段が跳ねたり下がったりすることが少なく、動きが穏やかなんです。
だからこそ、大きな損失になりにくく、初心者でも運用しやすいというメリットがあります。
🔰政策金利・経済発表の影響が激しくない

FX(外国為替の取引)では、国の大事なニュースや発表があると、その通貨の値段が急に上がったり、下がったりすることがあります。
たとえばこんな発表です:
- 📢 「金利を上げます!」→ 通貨が強くなる(上がる)
- 📢 「失業者が増えました…」→ 通貨が弱くなる(下がる)
これは「経済指標(けいざいしひょう)」と呼ばれるもので、世界中のトレーダーがチェックしています。
そして、今回CoreTradeSystemで利用する通貨、オーストラリア(AUD)、ニュージーランド(NZD)、カナダ(CAD)は、経済の変化がゆるやかで、びっくりニュースが少ない国なんです。
そのため、 「急に値段がドカンと動く」ことが他の通貨に比べて少ない傾向があり、 落ち着いた動きで、自動売買などの長期運用に向いていると言われています。
言い換えると、「えっ!? こんな発表出るなんて聞いてないよ!」という急変動が少なく、予想外の暴落・暴騰リスクが少ないということ。その結果、長期目線でのコツコツ運用にぴったりなんです。
時間足について
時間足は15分足(M15)です。時間足を変更してしまうと、システムが正常に稼働しないので、時間足は変えないようにお願いいたします。
オンオフの操作方法について
自動売買をオンにするためには、VPSへ接続する必要があります。サポートから設置完了の連絡が来たらあなたのタイミングでVPSへ接続し、自動売買をオンにしましょう。
手順は以下の手順を参考にしてください。

iPhoneの方はこちら


PC名は『接続先コンピューター名』です。

資格情報をタップ後「資格情報の追加」で
ユーザー名とパスワードを入力する。
パスワードはVPSの接続の際に使用するパスワードです。
お名前ドットコムログイン時のパスワードでは有りません。


ゲートウェイ項目の「構成されているゲートウェイがありません」をタップ

ゲートウェイの追加をタップし
ゲートウェイ名を入力する

ゲートウェイの追加画面に資格情報をタップ、追加したアカウントを選択し、保存する


全ての入力がおわりましたら
こちらの画面で保存をタップして完了です

Androidの方はこちら


PC名は『接続先コンピューター名』です

ユーザーアカウントをタップし、ユーザーアカウントの追加をタップ。
ユーザー名とパスワードを入力する。
パスワードはVPSの接続の際に使用するパスワードです。
お名前ドットコムログイン時のパスワードでは有りません。


ゲートウェイ項目の「ゲートウェイがありません」をタップし、「ゲートウェイの追加」を選択

ゲートウェイサーバー名を入力し
該当のユーザーアカウントを選択する

全ての入力が終わりましたら
こちらの画面で保存をタップし完了です

Windows Appを開いたら該当のVPSの画面をタップする


エントリータイミングについて
このシステム(EA)は、1つの通貨ペアにつき、1日に1回くらいのエントリー(取引の開始)を行うことが多いです。つまり、「ずっと頻繁に取引を繰り返すタイプのシステム」ではなく、慎重にタイミングを見て、チャンスが来たときだけ動くように設計されています。
✅ 「エントリー」とは? → FXで「買う」または「売る」という、取引をスタートする動きのことです。
✅ なぜ1日1回くらい? → このEAは「無理にエントリーしない」ことを大切にしています。 相場の動きが整ったタイミングだけを見て、安全にエントリーします。
証拠金維持率が低くなったときの対応方法
「証拠金維持率」ってなに?

証拠金維持率とは、「あなたの口座にどれくらい余裕があるか?」を表すパーセンテージです。FXでは「証拠金」という保証金を使って取引をしますが、相場が逆に動いて「含み損」が増えると、この証拠金維持率がどんどん下がってしまいます。
証拠金維持率は低くなるほど資金に余裕がない状態、逆に高ければ高いほど余裕がある状態、と捉えることができます。また証拠金維持率は一般的に20%に到達すると「強制ロスカット」と言って口座の中の資金を使い果た状態(=残高が取引に使われ消滅する状態)になります。
このように聞くと、投資において証拠金維持率が下がること=良くないこと、と思ってしまいがちです。
しかし!!!
これこそが落とし穴です。
投資において、損失は悪と捉えるのは、大変危険な行為です。実は、投資でうまくいく人は、この強制ロスカットを上手に取り扱っているんです。以下の「うまく言っている人の”強制ロスカット”に対する常識」をチェックしましょう。
大前提として強制ロスカットは「敵」ではなく「味方」!
多くの初心者投資家が強制ロスカットを悪いものと捉えがちですが、これは大きな誤解です。強制ロスカットは実際には証券会社が投資家のために用意してくれた安全装置であり、損失の拡大を防ぐための重要なシステムなのです。
強制ロスカットが悪者扱いになってしまいがちな理由には以下があります。
- 正しい資金管理をせずに一度の取引で全ての資金を失っているから
- 損失を受け入れることの心理的な抵抗から、システムを責めてしまう傾向にある
主にこの2点です。
これらの懸念点を打開するためも、運用する際は分割入金と言って、資金を全部使ってしまわず、まずは資金の一部を入金するという視点を持っておくと良いでしょう。
強制ロスカットを味方にする考え方
強制ロスカットは以下のようなメリットを提供してくれます💡
- 損失の無制限拡大を防ぐ:相場が想定以上に悪化した場合の保険のような機能を持っている
- 感情的な判断を回避:冷静さを失いがちな状況で、機械的に「損切り」を実行してくれる
- 資金管理の強制実行:適切なリスク管理を自動的に行ってくれる
このように正しく理解しておくことがシステムを取り扱う上での判断の精度をあげていくことができるんです。
具体的な対処方法
この上で、もし、相場の回復が見込めない場合は早めの損切りを視野に入れておくのも良いでしょう。たとえば「証拠金維持率が500%以下」などになると、強制ロスカットのリスクが近づいてくるため、早めの対処がとても大切です。ここでは、証拠金維持率が下がったときにできる3つの対応方法を、わかりやすくご紹介します。
CoreTradeSystemでは500%を目安に対応を検討すると良いでしょう。
対処法1:証拠金(資金)を追加する
自分の口座にお金を入れることで、証拠金維持率を回復させます。(これは相場が戻る見通しがつく場合におすすめです。)
- メリット:
→ 今あるポジションをそのまま維持できる
→含み損が戻るまで待つ余裕ができる - デメリット:
→ 相場がさらに逆に動くと、また入金が必要になることも…
🔰【初心者の方へのアドバイス】:
無理のない金額で、「生活に影響しない範囲」での追加入金を検討しましょう。
対処法2:一部ポジションを損切りする
持っている取引の一部をあえて損切り(損を確定)することで、必要証拠金を減らしてリスクを下げます。(これは相場が戻る見通しがつく場合におすすめです。)
- メリット:
→証拠金の負担が減り、ロスカット回避につながる
→相場がさらに悪化した場合のダメージを防げる
- デメリット:
→ 一部の損が確定する
→損切り後に相場が戻ってくると悔しい気持ちになることも…
🔰【初心者の方へのアドバイス】:
感情ではなく、数字で判断しましょう。維持率〇%以下を「損切りライン」と決めておくと冷静に動けます。
対処法3:両建てを行う(売りと買いを同時に持つ)
今の含み損をそれ以上広げないように、一時的に反対ポジションを持って動きを止める方法です。(これは相場が戻る見通しがつく場合におすすめです。)
- メリット:
→ 相場が逆に動いても含み損が広がりにくく、維持率が回復する
→ 損切りしなくても一時しのぎができる - デメリット:
→ 両建て状態のままだと利益が出にくい
→ 解除のタイミングが難しい
→ スワップ(手数料)がかかる場合もある
🔰【初心者の方へのアドバイス】:
無理に両建てせず、この方法は中・上級者向けだと考えて、理解できるまでは避けてもOKです。