これまでの学びを「行動」に変える時
ここまでで、FXの基本的な知識やトレードに必要な考え方をしっかり学んできましたね。ロジックも、リスク管理も、感情コントロールも。すべては「実際にトレードする」ための準備でした。知識は、それを使ってこそ意味があります。
いよいよ、ここからが本番です。
この終了課題では、あなた自身のトレードを「小さく始めてみる」ことがゴールになります。
スタート前に確認しよう:自己チェックリスト
まずは、実際にトレードを始める前に、下記のチェック項目を確認しておきましょう。
□ 自分のトレードルールは明確になっているか(どんなときにエントリー/どこで損切り・利確をするか)
□ 資金管理の方針があるか(1回あたりのリスクは資金の何%? ロット数の計算は?)
□ どの通貨ペア、どの時間帯を狙うか決めているか
□ トレード中に起こる「焦り」「期待」「不安」と向き合う準備はできているか
このチェックリストを通じて、「なんとなく」ではなく、自分のルールで動く準備ができているかを確認しましょう。
まずは「デモ」からでもOK
まだリアルトレードに自信がない方は、まずはデモトレードでOKです。重要なのは、実戦の環境で、自分のルールをどれだけ守れるかを試すこと。
デモトレードの目的は?
・資金リスクを負わずに、トレードの流れを体験できる
・感情の動きを自分で観察できる
・学んだ手法の「再現性」を確かめられる
「5回連続でルール通りにトレードできたらリアルへ」など、基準を決めて進めると、移行もしやすくなります。
実践トレードの進め方(手順)
では、いよいよ実践です。以下の流れに沿って、1回トレードをしてみましょう。
通貨ペアを選ぶ
まずは、自分がよく見ている通貨ペアや、相場の動きがわかりやすいものを選びましょう。
時間足を決める(相場の全体像をつかむ)
どの時間足で取引するか決めます。取引する時間足が決まったら、上位足(4時間足や日足)から方向性を確認し、取引する時間足(1時間足や15分足など)で具体的なエントリーポイントを探していきます。
エントリーポイントを見つける
学んだチャートパターン、ライン、インジケーターを使って「根拠」を明確にしていきましょう。
「なんとなく上がりそうだから」ではなく、ルールに従って判断することが大切です。
損切り・利確とロットを決める
エントリー前に、必ず以下を決めておきます。
・損切り位置(pips数)
・利確位置(pips数)
・それに基づくロットサイズ(リスク計算)
トレード&記録
トレードした後は、必ず「振り返り」をするようにしましょう。
以下を記録してみましょう!
・エントリー・決済の根拠
・エントリー時の気持ち
・ルールを守れたかどうか
・反省点や改善ポイント
この記録が、あなたの「上達スピード」を一気に高めます。
課題提出(アウトプット)
あなたの「トレードプラン」をアウトプットしてみましょう。
最後に:完璧じゃなくていい。まず一歩を。
どんなトレーダーも、最初の一歩を踏み出すときは不安です。でも、大事なのは「完璧に勝つこと」ではなく、「自分で考え、行動し、記録すること」です。
この課題をきっかけに、あなたのトレードスキルは確実にレベルアップします。
さあ、小さな一歩を踏み出しましょう。トレーダーとしてのあなたの旅が、ここから始まります。
