はじめに:MT4・MT5とは?
MetaTrader(メタトレーダー)は、世界中のFXトレーダーに使われている無料の高機能取引プラットフォームです。
MT4(MetaTrader4)は長年使われている定番バージョン
MT5(MetaTrader5)はより新しく、株やCFDなど幅広い取引に対応
多くの自動売買(EA)や分析ツールが使えるため、「FXを本気でやってみたい」という方には欠かせないツールです。
ステップ①:まずはインストールしよう
■ スマホアプリの場合(iPhone/Android)


まだ口座を開設できていない場合は、デモ口座を開設して始めることも可能

※ MT4自体は証券会社から独立したアプリのため、MT4内で新規の口座を開設することはできません。証券会社で開設した口座をMT4に接続する必要があります。口座をまだ開設していない場合は、国内または海外のFX会社で口座開設をしましょう。
■ PCの場合
JFX株式会社の場合(MT4のみ)

MT4のダウンロードページは左側の「MT4チャート」から移動できます。

「MT4チャートダウンロードはこちら」からMT4のインストーラをダウンロードします。
Bigbossの場合

MT4/5のダウンロードは左側の「MT5/MT4ダウンロード」から移動できます。

ご自身の環境に合ったバージョンのMT4/5のインストーラをダウンロードしてください。
証券会社によってMT4インストーラの名称は異なりますので、画像と違っても気にする必要はありません。
JFX株式会社の場合(MT4のみ)

インストーラを実行します。


Bigbossの場合

インストーラを実行します。


JFX株式会社の場合(MT4のみ)

証券会社から届いたIDとパスワードを入力後、完了ボタンを押します。

ログインできたら右下のバーが緑色になります。ログインできていない場合は「回線不通」などでます。

Bigbossの場合

証券会社から届いたIDとパスワードを入力後、完了ボタンを押します。

ステップ②:画面の見方を覚えよう
MT4・MT5の画面は少し専門的ですが、基本を押さえれば大丈夫。
下の図がMT4を表示した時の画面になります。チャートだけでなく多くの機能があるので一つずつ解説します。


通貨ペアの価格変動を視覚的に表示するMT4のメイン画面です。
・ローソク足、バー、ラインチャートでの表示切替
・1分足から月足まで9種類の時間軸選択(画像の緑枠:M1、M5、…MNの表示で切替)
・複数の通貨ペアを同時に表示可能(画像の黄色枠:USDJPY、EURJPY、…で切替)
・トレンドラインや水平線などの描画(メニューバーで選択して描画)

・テクニカル指標(移動平均線、RSI、MACDなど)の重ね表示


リアルタイムの通貨ペア価格を一覧表示する情報パネルです。(左:デフォルト表示、右:フル項目表示)
・Bid(売値)とAsk(買値)の現在価格(デフォルトで表示)
・スプレッド(売買価格差)
・高値・安値・終値の当日データ
・前日比の変動率
③ナビゲーター

自動売買システムや分析ツールを管理する重要なパネルです。
▼口座情報
・ログイン中のデモ・リアル口座の詳細
・サーバー接続状況の確認
▼エキスパートアドバイザー(EA)
・自動売買プログラムの保存・管理場所
・ダブルクリックでチャートにEAを適用
・パラメーター設定やバックテスト実行
▼カスタムインジケーター
・オリジナルのテクニカル指標を管理
・無料・有料インジケーターのインストール先
▼スクリプト
・一回限りの自動処理プログラム
・一括決済や複数注文などの作業効率化

取引状況と口座情報を総合管理する下部パネルです。
▼取引タブ
・現在保有中のポジション一覧
・未決済の指値・逆指値注文
・残高・証拠金・含み損益のリアルタイム表示
・ポジションの部分決済や注文変更
▼口座履歴タブ
・過去の全取引履歴
・期間指定での損益計算
・取引レポートの出力
▼ニュースタブ
・経済指標やマーケット情報
・重要度別の色分け表示
▼アラートタブ
・価格アラートの設定・管理
・メール通知の設定
▼エキスパートタブ
・EA実行時のログ表示
・エラーメッセージの確認
その他、MT4の操作履歴やメッセージなどが見れます。
ステップ③:実際に注文してみよう(成行注文)
■ スマホの場合


トレード画面の右上の「+」、もしくはチャート画面の右上の「トレード」ボタンで注文画面を開きます。


トレード画面の上部の通貨ペアをタップすると、通貨ペア選択画面が開きます。タップして取引したい通貨ペアを選択してください。

ストリーミング注文の下にロットを調整するための数字が並んでいます。ここでロット数を調整してください。そして、「売る」か「買う」で注文を入れます。
STEP3で「売る」のポジションを持ったら「買う」、「買う」のポジションを持ったら「売る」必要があります。いいタイミングになったらクローズして取引を終わりましょう。



注文画面でもトレード画面でも取引をクローズできます。「Close with Loss ○○」(画像1枚目)か「クローズ」(画像2枚目)をタップして画像3枚目と同じような画面になったら「完了」でクローズします。
■ PCの場合

メニューバーの「新規注文」ボタンを押します。

通貨ペア、ロット数(数量)を設定します。通貨ペアもロット数もプルダウンで選択できようになっています。

「成行売り」も「成行買い」もクリックしたらすぐに注文できます。上の画像では通貨ペアUSDJPYを数量0.05で「成行買い」注文を行いました。

注文はターミナルの「取引」でどういった状況になっているか確認できます。

ターミナルの「取引」にある注文をタブルクリックすることで決済画面を開くことができます。「成行決済」ボタンを押してポジションをクローズしましょう。

決済が完了すると画像のように表示されます。完了した取引についてはターミナルの「口座履歴」から確認できます。

ステップ④:損切り・利確の設定(OCO注文)
- 損切り(SL):損失を最小限に抑えるための自動決済設定
- 利確(TP):利益が一定に達したら自動で決済する設定
注文時、または注文後にポジションを長押し/右クリック →「注文変更」から設定できます。売る注文の時は金額が下がったら利益がでますので、損切は高い金額、利確は低い金額に設定します。逆に買い注文の時は金額が上がったら利益がでますので、損切は低い金額、利確は高い金額に設定します。


決済逆指値(S/L)が損切のライン、決済指値(T/P)が利確のラインとなります。注文後でもターミナル「取引」➡「注文変更または取消」からそれぞれのラインを変更可能です。
ステップ⑤:デモ口座で練習しよう
いきなり本番は怖い…という方は、「デモ口座」からスタートがおすすめです。 仮想のお金で、実際の相場と同じように練習できます。
- 完全無料でリアルな取引体験ができる
- 失敗しても実際の損失は一切なし
- 取引ツールの使い方や注文方法をじっくり覚えられる
デモ口座は証券会社によっては作成できない場合がありますが、基本的には公式サイトから「デモ口座開設」を行うことができます。口座開設の連絡を行い、必要事項に入力すれば即日開設可能です。
よくある質問(FAQ)
- MT4とMT5どっちを使えばいいの?
-
迷ったらMT4でOK。EA(自動売買ツール)が豊富で解説情報も多いため、初心者向けです。株や指数もやる予定がある方はMT5でも◎
- 取引画面が英語でわかりづらい…
-
アプリやPC設定から「日本語」に変更可能です。
- 注文が通らない、エラーが出る
-
取引時間外・証拠金不足・スプレッド急変などが原因です。まずは落ち着いて状況を確認しましょう。
まとめ
MetaTraderは最初は少し難しく見えますが、
「スマホで見る・注文する」から始めれば、意外とすぐに慣れていきます。
✅ チャートを見る習慣をつける
✅ 注文・決済の操作を覚える
✅ 失敗してもOK!デモ口座で練習!
ひとつずつ覚えていけば、あなたもトレーダーとして一歩踏み出せますよ。












