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かんたん!相場別トレード手法を覚えよう!

裁量取引を始めてみたけど、どのタイミングで 取引すればいいか全然わからない…」
「『トレンド』などの言葉はよく聞くけど、それをどう使うの?どう見極めるの? 」

FXを始めたばかりの時は、わからないことが多く不安になってしまいがちですが、 何事も、始めのうちはわからないことがあるのが普通です。

そういった「今は」わからないことを、そのままにせず、1つずつ学習していくことで不安から抜け出していくことができるんです。

知識を学ぶのは大変だなと感じることもあるかもしれません。しかし、ここで学ぶことをやめてしまい、やみくもにトレードを繰り返しているだけだと、なかなか安定して勝つのは難しいものです。

特に、相場を読めるようになる、というのは難しく感じるかもしれませんが大丈夫です!

実はFXの相場って、おおきく2つのパターンに分類できます。

このパターンごとの戦い方さえ覚えてしまえば、あなたのトレードの勝率向上の可能性があります!

初心者の方がやってしまいがちな相場に合わない戦い方をして負けてしまうという失敗も防ぐことが出来ます。

この記事を読めば、

  • FXの「相場」とは何か
  • そしてそれぞれの相場でどう戦えばいいのか

これが分かるようになります。

それでは解説していきます。

目次

FXの相場はたったの2種類!

FXの価格の動き、
「相場」には、大きく分けてこの2種類しかありません。

トレンド相場

価格がずっと同じ方向(上か下)に進み続ける状態のこと。
トレンドの波に乗ることで大きな利益を狙うことが出来ます!

レンジ相場

価格が決まった範囲の中を上がったり下がったりしている状態。
実は相場の7割くらいがこの状態なんです。

なぜこの2つを区別することが大事かというと、

それぞれで「やってはいけないこと」が真逆だからなんです。

トレンド相場で逆らったら大損してしまう可能性もありますし、
レンジ相場でトレンドを追いかけても価格がすぐ戻ってきてしまいますよね。

だから、まず今の相場がどっちなのかを見分けて、
それぞれに合った戦い方を使い分けるのが、FXで勝つための近道
なんです。

【トレンド相場】波に乗って大きく稼ぐ「順張り」手法

トレンド相場は、価格がどんどん一方向に伸びていく、まさにボーナスタイムです!
この波に乗って利益を狙う「順張り(じゅんばり)」という方法が効果的な手法の1つです。

トレンドの向きは、「移動平均線(いどうへいきんせん)」っていうインジケーター(便利ツール)を使えば、パッと見てすぐに分かります。

これは「過去の価格から算出した価格の平均値をなめらかな線にしたもの」で、
相場のざっくりとした方向性を示してくれます。

●線が右肩上がりなら「上昇トレンド」
●線が右肩下がりなら「下降トレンド」

上昇トレンドの戦い方:「押し目買い」

移動平均線がグっと上を向いていたら、それは上昇トレンドの可能性が高いです。
そうなると、もちろん「買い」で利益を狙いたいところです。

しかし、価格がグングン上がっているときに焦って高いところで飛びつくのはダメです。

そうすると、少し下がっただけで不安になってしまいます。

スーパーボールが床で弾むのをイメージしてください。
1回落ちてきて、グッと力をためて次の弾む瞬間を狙うんです。

FXでも同じで、

ちょっとだけ価格が下がったところ(『押し目』と言います)で買う、
「押し目買い」が基本のキです!


安く買うことが出来ますし、「ちゃんと反発した」と確認できるから安心感も増します。

【エントリーの目安】

ローソク足が移動平均線より上にあるときに、いったん価格が下がってきて、移動平均線にタッチ(または近づいて)
「よし、ここから反発するぞ!」ってタイミングで「買い」でエントリーです。

下降トレンドの戦い方:「戻り売り」

逆に、移動平均線が下を向いていたら下降トレンド。
今度は「売り」です。

こちらも同じで、

ちょっと価格が上がったところ(『戻り』と言います)で売る
「戻り売り」が王道パターンです。

【エントリーの目安】

ローソク足が移動平均線より下にあるときに、いったん価格が上がってきて、移動平均線にタッチ(または近づいて)のタイミングで「売り」エントリーです。

順張りのポイント
大きな流れには逆らわないこと!
トレンドという大きな波に乗っていくイメージを持つと、分かりやすいです。 

【レンジ相場】反発を狙ってコツコツ稼ぐ「逆張り」手法

レンジ相場というのは
価格が決まった範囲(ボックス)の中を上がったり下がったりしてる状態のことです。

こういう時は、トレンド相場とは真逆で流れにあえて逆らって利益を狙う「逆張り(ぎゃくばり)」という戦い方がピッタリです。

レンジ相場では、下の2本のラインを引くと、どこでトレードすればいいか分かりやすくなります。

  • サポートライン(下値支持線)
    「これ以上は下がらないだろうな」とみんなが思ってるのようなライン。
  • レジスタンスライン(上値抵抗線)
    「これ以上は上がらないだろうな」とみんなが思ってる天井のようなライン。

何度も跳ね返されているラインほど、みんなが意識している強力なラインになります。

やり方は、とてもシンプルです。

「安く買って、高く売る」の基本です。

  • 買いエントリー
    価格がサポートライン(床)まで下がって、反発を確認したら「買い」
  • 売りエントリー
    価格がレジスタンスライン(天井)まで上がって、反発を確認したら「売り」

逆張りの最重要注意点!
レンジ相場がいつ終わるか(ラインをどっちかに突き抜けるか)は、誰にも分かりません。
もしラインを突き抜けてしまったら、それはトレンドが始まったサインの可能性もあります。

逆張りのポジションを持ったままだと、価格が一気に逆方向に走って、あっという間に大きな損失が出てしまいます。
本当に大ケガしてしまうので要注意です。

エントリーの根拠にしたラインを抜けたら、必ず損切りしましょう。

これは自分とのお金を守るための、大事なルールです。

今の相場はどっち?簡単な見極め方

「結局今の相場ってどっち?」って思いますよね。

一番カンタンな見分け方は、さっき出てきた「移動平均線の向き」をチェックすることです。

●移動平均線が上か下に、はっきり傾いてる
トレンド相場

●移動平均線が横ばいになってる
レンジ相場

まずはこのシンプルな見分け方でOKです。
チャートを開いたら、まず移動平均線の向きをチェック。
「今はどっちかな?」と考えるだけで、トレードの精度を格段に上げることが可能です。

まとめ

今回は、FXの相場2パターンと、それぞれのトレード方法の基本を確認しました。

トレンド相場
・流れに乗る「順張り(押し目買い・戻り売り)」で攻める。
・移動平均線の向きでチェック。

レンジ相場
・サポート・レジスタンスラインを引いてチェック。
・反発を狙う「逆張り」で攻める。

一番大事なこと
・どんなときでも「損切り」の設定は絶対に忘れずに。

これが、FXで勝つための基本の作戦です。

まずはデモトレードで大丈夫です。

この記事の内容を実際のチャートで確かめながら、少しずつ自分の型を作っていきましょう。

「ここはトレンド相場っぽいぞ?」
「ここはレンジだから逆張りでいけるかも?」

なんて考えながら練習すれば、あなたのトレードスキルは、きっとレベルアップするはず。

恐れず、楽しんでやってみましょう。

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