「チャートって、なんだか難しそう…」
「見方がわからないし、ローソク足って何?」
そんなあなたでも、10の練習パターンを通して、
チャートの動き方が自然と読めるようになります。
専門用語はなるべく使わず、
図をイメージできるようにやさしく説明します。
この記事を読み終える頃には、「上がりそう・下がりそう」が自分の目で見えてくるはずです。
1. ローソク足ってなに?どう見ればいいの?
チャートに出てくる四角い棒のようなものが「ローソク足」。
1本で、「ある時間の中でどんなふうに価格が動いたか」を表しています。

- 四角の部分=始まりと終わりの価格
- 上や下に伸びた線(ヒゲ)=一時的に行ったけど戻された価格
よくある誤解
「赤なら下がる、青なら上がる」だけでは不十分です。
実は大事なのは、「ヒゲの長さ」と「四角の大きさ」のバランスです。
2. パターン①:「強い動き」のローソク足を見つけよう
相場が大きく動くとき、ローソク足にも勢いが表れます。
まずは、「四角が大きくてヒゲが短い足」に注目してみましょう。

【練習内容】
・四角が大きく、ヒゲが短いローソク足を探すしてみよう。
【なぜ?】
→ その方向(上か下)にグッと動いたサインです。
「勢いがある」と読むことができます。
3. パターン②:ヒゲが長い足を見つけよう
ローソク足の上下に伸びた線「ヒゲ」は、一時的に価格が押されたサイン。
長いヒゲがある足は、迷いや反発のヒントになります。

【練習内容】
・ヒゲ(上下の線)が長いローソク足を探してみよう。
【なぜ?】
→ 一度は価格が動いたけど、押し戻された=迷っている状態です。
「反転のサイン」になることも。
4. パターン③:「よく止まる場所」に線を引いてみよう
何度も跳ね返る場所は、多くの人が意識しているポイントです。
水平線を引くことで、次の展開を予測しやすくなります。

【練習内容】
・価格が何度も跳ね返った場所に、水平線を引いてみよう。
【なぜ?】
→ 人が「売りたい・買いたい」と思いやすい価格帯です。
そこでは反応が起こりやすいです。
5. パターン④:「一気に伸びて、すぐ戻る」場所を見てみよう
急に伸びたあと、すぐに戻る動きはだましのサインかも。
チャートに仕掛けられたトリックに気づくための練習です。

【練習内容】
・急に値段が伸びたあと、すぐ逆方向に動いている場面を探しましょう。
【なぜ?】
→ 「だまし」の動きかもしれません。
大きなプレイヤーが仕掛けたサインのこともあります。
6. パターン⑤:チャートが「元気」な時間帯と「静かな」時間帯を比べる
チャートは時間帯によって動き方が変わります。
よく動く時間は「狙いやすい」、静かな時間は「狙いにくい」。
そんな傾向があります。

【練習内容】
・よく動いている時間帯と、あまり動いていない時間帯を見分けてみましょう。
【なぜ?】
→ 取引が活発なときは、チャートがキレイに動きやすいです。
逆に静かな時間は不規則で読みにくいです。
7. パターン⑥:「勢いが続いている」ときの形を覚える
上昇・下落の流れが続いているときは、同じ方向の足が連続します。
波に乗るイメージで、流れを見てみましょう。

【練習内容】
・同じ方向(上or下)のローソク足が連続して出ているところを探します。
【なぜ?】
→ 勢いが続いているときは、その流れに乗ったほうが勝ちやすい傾向があります。
8. パターン⑦:チャートが「横ばい」になっている場所を見つけよう
価格が上下せず、同じ範囲でうろうろしている部分は「横ばい」。
無理にエントリーせず、静かに待つのも大事です。

【練習内容】
・上下に大きく動かず、狭い範囲で行ったり来たりしている部分を探します。
【なぜ?】
→ 「今は方向が決まっていない」状態です。
ここで無理に入らないのも立派な判断です。
9. パターン⑧:「反転」した場所の特徴を見てみよう
上がっていた価格が急に下がった、またはその逆の動き。
そういう反転ポイントには、共通した形があります。

【練習内容】
・価格が上がっていたのに、あるポイントで下がり始めた場所を探します。(またはその逆)
【なぜ?】
→ 多くの人が「もう高い」「もう安い」と判断したサインかもしれません。
その特徴を覚えておくと次に活かせます。
10. パターン⑨:「動きが加速している」ときの形を探そう
だんだんローソク足が大きくなっていくときは勢いが加速します。
その流れに乗るか、終わるタイミングを読むヒントになります。

【練習内容】
・ローソク足がだんだん大きくなっていってる場面を見つけましょう。
【なぜ?】
→ 勢いが強くなっているサインです。
逆に足が小さくなると「勢いが弱まった」可能性もあります。
おまけ:よく使われる道具(インジケーター)の名前だけ知っておこう
※知らなくても問題ありませんが、あとで学ぶと便利です。
| 名前 | なにを見るためのものか(超ざっくり) |
| 移動平均線 | ゆるやかな流れ(トレンド)を見る |
| RSI | 買われすぎ・売られすぎを見る |
| MACD | 上がる方向か下がる方向かを判断する補助 |
| ボリンジャーバンド | 値動きの大きさや広がりをチェック |
| ADX | 相場に「流れ」があるかを判断 |
| ATR | どのくらい大きく動いているかを数字で見る |
まとめ:「読める目」が投資の第一歩
チャートは未来を予測するための地図です。
ですが、最初はどこを見ていいのか迷ってしまいますよね。
今回紹介した10のパターンは、
チャートの「流れ」や「反応しやすい場所」を見極めるための、最も基本的なポイントです。
✔ 四角の大きさやヒゲの長さを見る
✔ 止まりやすい場所に線を引いてみる
✔ 勢いがある形・迷っている形を知る
こういった「見分け方」を知るだけで、
あなたのチャートを読む力は一気に高まります。
最初は「探すだけ」でOKです。
見ることに慣れてくると、少しずつ「自分の型」ができていきます。
焦らず、1つずつ練習していきましょう!
