前回の記事で、投資において「手法」よりも考え方やルールの重要性が見えてきたと思います。
でも実際には、
- 感情に振り回されたり
- ルールを守れなかったり
- 自分のクセに気づけていなかったり
そんな壁にぶつかるのが、普通のことです。
そこでこの課題では、勝てる人が本当にやっていることを明らかにし、次の3つの目的を達成するためにワークを進めていきましょう。
この課題の目的
- 投資で勝てる人が「本当にやっていること」を知る
- 感情に振り回されず、ルールを守れる自分になる
- 勝ちパターンを再現し続けられる「習慣」を手に入れる
自分の投資観を整理し、「自分を知ること」から、勝ち続ける土台を作っていきましょう。
目次
課題1:あなたの「投資に対するスタンス」を明確にしよう
質問に答えて、あなたの“投資観”を整理してみましょう。
- あなたは、次のどちらに近いですか?
☐ 楽して早く100万円を手に入れたい
☐ 時間がかかってもいいから、仕組みで100万円を作れる力がほしい - 投資で成功するために大事だと思うのは?
☐ 良い手法やツール
☐ 正しい考え方・マインドセット
☐ 自分のメンタルコントロール - いまのあなたは、どんな「ルール」でトレードしていますか?
(※なければ、今後作ってみたいルールのイメージを書いてもOK)
課題2:勝てる人がやっている5つの「前提」を読み、自分の状態をチェックしよう
以下の内容を読んで、あなたは「できている」「できていない」を〇×でチェックしてください。
内容 | できている? |
「努力」と「苦労」の違いを意識できている(=目的がある努力) | ☐できている ☐できていない |
投資は「確率」で考えるゲームだと理解している | ☐できている ☐できていない |
相場に「正解」がないことを受け入れている | ☐できている ☐できていない |
自分の中に判断ルール(仮説)を持っている | ☐できている ☐できていない |
裁量でもシステムでも、ルールを守る力がある | ☐できている ☐できていない |
チェックして「できていない」と思ったところが、今後の伸びしろです。
課題3:「感情トリガー」とその対策を洗い出そう
次の質問に答えて、感情に振り回されやすい場面と、それを防ぐ方法を考えてみましょう。
質問 | あなたの答え | 対策アイデア(仕組み化) |
どんな時に損切りできなくなる? | 例)含み損が増えて動けなくなる | 例)事前に最大損失額を決めておく |
どんな時にルールを破る? | 例)ニュースを見て予定外にポジションを取ってしまう | 例)トレード前はニュースを見ないルールを作る |
どんな時に焦り・不安を感じる? | 例)勝ちが続いた後のエントリー | 例)連勝後は強制で1回休む |
課題4:あなただけの「成長スキームマップ」を作ってみよう
「自分がどこでつまずきやすいか」「何を意識すれば改善できるか」を整理して、あなた専用の「継続できる成長戦略」を描いてみましょう。
以下のテンプレートに記入してみてください。
- 今の課題・悩みは?(例:感情でルールを破る、検証をサボってしまう)
→ - その原因は?(例:トレード後の振り返りをしていない、記録を残していない)
→ - 改善するために取り入れたい習慣・仕組みは?(例:トレード記録ノート、毎週の振り返りタイム)
→ - 1か月後、どうなっていたい?(例:ルール通りに行動できる自分になっていたい)
→
まとめ
この課題を通してわかるのは、
「勝てる人の考え方は、すべて自分を知ることから始まる」ということ。
どんなに良い手法を学んでも、どんなに良いシステムを導入しても、「感情」や「マインド」が整っていなければ、必ずどこかでブレます。
まずは自分を見つめ直し、「感情」と「行動」を仕組みに落とし込む習慣をつけていきましょう。