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【課題】「チャートが読めない..」はこれで終わり!


今回の課題をすると、チャートの流れや相場の雰囲気が少しずつわかるようになります。

ローソク足だけをじっくり見ることで、上がりそう・下がりそう・迷っていそう…などのサインが見えてくるからです。

たとえば「ヒゲが長い=迷ってる?」「何度も止まる=注目されてる価格かも」など、自然と気づけるようになります。

毎日少しずつ練習するだけで、チャートを見る力が育っていきますよ。

目次

課題1:ローソク足だけで流れを感じてみよう

チャート全体の流れや、直近20本くらいのローソク足の形と並び方を見ることで、大きな資金を動かしている投資家(大口投資家)が入ってきたタイミングを感じ取れることがあります。

この気配に気づけるようになることが、とても大切なんです。

そのためにも、1本1本のローソク足を「なんでこんな形なんだろう?」と考えるクセを少しずつ身につけていきましょう。

こんなときはチャンスのサインかも?

ローソク足が20本くらい、ずっと上がっていたときに上に長いヒゲが出たローソク足が出てきたら…?
 → 「そろそろ下がるかも?」という反転の予兆かもしれません。
下がり続けたあとに、急に長いローソク足が出てきたら?
 → もしかしたらトレンドが変わるサイン(転換)かもしれません。
・20本くらい動きがほとんどなく、横ばいが続いたあとに突然長いローソク足が出たら?
 → 新しい流れ(トレンド)がこれから始まりそうな合図かもしれません。

やること

STEP
トレーディングビュー、MT4やMT5を開いて、チャートを表示します。

まずはアプリを起動して、いつものチャート画面を表示しましょう。

MT4やMT5は、為替チャートを見たり取引したりするためのツールです。

STEP
インジケーター(移動平均線など)は全部消して、ローソク足だけの画面にします。

チャート上にある、色々な線や数字(インジケーター)をいったんすべて非表示にします。

ローソク足だけを見ることで、今の相場の空気を自分の目で感じ取る練習ができますよ。

STEP
通貨ペア「ドル円(USDJPY)」の日足チャートを選びます
  • ドル円はアメリカドルと日本円の組み合わせ。
  • 日足(ひあし)は、1本のローソク足が1日の動きを表すチャート

はじめは、動きが比較的わかりやすいドル円の日足から始めるのがオススメです。

STEP
最近のローソク足を20本くらい、じっくり見てみましょう。

直近20日分のローソク足を、ぼんやりでもいいので眺めてみましょう

「上がってるな」「最近ちょっと止まってる?」「下がりはじめたかも」など、ざっくりとした印象でOKです。

このあと、感じたことをメモしていきます。
どんなことをメモするのか、ポイントを紹介していきます。


メモのかきかた(紙でもスマホでもOK)

チャートを見ながら、以下のことをメモしてみましょう。

1.今のチャートはどう動いている?
最近は上がっているのか、下がっているのか、それとも あまり動いていないのか、全体の流れを見てみましょう。


2.ローソク足の中で「長いもの」はどこにある?
特に背の高いローソク足(上下に長いもの)が出ている場所を見つけてみましょう。 → 動きが大きかった日かもしれません。


3.ヒゲ(上下に出ている線)が長いローソク足はどこにある?
ローソク足の上や下に伸びているヒゲが長いローソク足を探してみましょう。 → 迷っている動きや反発のサインかもしれません。


4.「なんだか迷ってそう…」と感じたところは?
「ここ、上がるか下がるか悩んでるみたい」「動きが小さくなってるかも」など、自分なりに迷いを感じた場所をチェックしておきましょう。

課題2:ローソク足の特徴をピックアップしてみよう

やること

STEP
チャートの中から気になるローソク足を3本選んでみましょう。

まずはチャートをながめて、気になるローソク足を3つ選びます。

しっかり上がっている長いローソク足(陽線)、しっかり下がっている長いローソク足(陰線)、あまり動きのない小さなローソク足(十字線)を、それぞれ1つずつ選んでみましょう。

STEP
選んだローソク足について、感じたことをメモしてみましょう。

それぞれのローソク足について、「どのあたりに出ていたか」「その前にどんな動きがあったか」「そのあとどうなったか」などを、記録の例を参考にしながら書いてみましょう。

メモのかきかた(記録テンプレート)

日付形(陽線/陰線など)実体の大きさヒゲのようす自分が感じたこと
6月3日陽線(上がった)長いヒゲが短い上がる力が強そう
6月7日陰線(下がった)短い上にヒゲが長いここが天井だったのかな?
6月10日十字線(あまり動いてない)小さい上下にヒゲあり動きがなくて、迷ってる感じかも?

課題3:線を1〜2本引いて止まりやすい場所を見つける

やること

STEP
チャートに「横の線(水平線)」を1〜2本だけ引いてみましょう。

たくさん線を引くのではなく、まずは気になるところに1本か2本だけ引いてみましょう。

パッと見て「ここだな」と思える、はっきりした場所だけにしぼって考えましょう。

もし「ここかな?どうかな…?」と自分が迷う場所なら、ほかの人も同じように迷っているかもしれません。

そうなると、その場所はあまり意識されにくくなってしまいます。

STEP
「何度も止まっている価格」や「反発している場所」を選びましょう。

ローソク足が何回も同じくらいの場所で止まっていたり、跳ね返っていたりするところがないか探してみましょう。

そこは、多くの人が意識している「止まりやすい場所」かもしれません。

STEP
線を引いたあと、その価格でどんな動きがあったかを観察しましょう。

その線のあたりで何が起きていたか?を見てみましょう。

上がった?下がった?止まった?…いろいろ発見がありますよ。

たとえば、こんな場所に注目

142.000円あたりで何度も止まっていた → たくさんの人が気にしている大事な価格かも?
いったん下がったあとに、グッと強く上がった場所 → 大きなお金を動かしている投資家が買い始めた可能性がある、注目されているポイントかもしれません。

課題4:1枚のスクショ撮ってメモを残そう

やること

STEP
自分が線を引いたチャート画面をスクリーンショットで残しましょう。

線を引いたあとのチャートを、スマホやパソコンで画面を保存しておきましょう。

STEP
スクショといっしょに、かんたんなメモを書いてみましょう。

メモはノートでも、スマホのメモアプリでもOKです。

次のようなことを、やさしく書いてみてください。

書いておきたいこと

ローソク足の動きを見て、どう感じたか?
 →「ここは買いの力が強そう」「なんだか迷ってる感じ」など、自分のことばで感じたことを書いてみましょう。

どこに線を引いたか?
 → たとえば「145円のところに引いた」など。

なぜそこに線を引いたのか?
 →「何度も止まっていたから」「反発してたから」など、自分なりの理由でOKです。

補足:気軽に取り組んでみましょう

この練習に正解・不正解はありません。
まずは「なんとなくそうかも」と思ったことを、言葉にしてみることが大切です。
そのあと、チャートを見て「本当にそうだったかな?」と確認してみましょう。

はじめはざっくりした感覚でOKです。
「上がってる気がする」「ここで止まりそうかも」など、思ったことをメモしてみましょう。

毎日5〜10分だけでもいいので、同じチャートをくり返し見ることで、だんだんと見る力が育っていきます。

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